シニア介護士のミノタケ資産運用

身の丈にあった「頑張らない」投資スタイルのブログ。圧倒的なパフォーマンス!とは無縁な平凡な人が普通にできる資産運用を語っていきたいと思います。

続・介護士にもできる資産運用

こんにちはアラフィフ独身介護士のミノタケです。以前の記事で書いた「介護士にもできる資産運用とは?」をもう少し突き詰めて考えてみたいと思います。

介護士は忙しい。仕事を終えればグッタリだし休日はゆっくりしたい…そんな人が多勢だと思います。私自身、投資をできるだけシンプルな方向に舵を切りたいと思っています。

以前の記事でもふれましたが、私は投資信託のインデックスファンドの積立てをメインに今後の運用を考えています。キリの良い金額(1万円とか3万円とか)で積立てをすることが出来るし、今は一つの商品で十分に分散投資できるような商品が選べます。

複利の力も働き、素人がやって最も良いパフォーマンスを期待できる投資手法と言えるでしょう。

一方で、資産をそこそこ築いたとしていざ取り崩して使おうかな?という段になっての不安もあります。そのタイミングで好景気とは限らないからです。

sp500
画像はS&P500指数(米国株の代表的な500銘柄を合わせて指数化したもの。おおざっぱな表現をするとTOPIXの米国版)のここ5年ほどのチャートです。赤字で示した位置なら含み益から取り崩すので心理的な抵抗感は薄いと思いますが、暴落時の青字の部分からだったら?

投資を始めた時期から見ればプラス圏でも、少し前の時期に比べるとかなりの値下がりをしています。「もったいない…」という心理的抵抗感は免れないのではないでしょうか。


どうすれば…という疑問に対する回答の一つとしては取り崩しが始まろうという時期の少し前から少しずつ高配当株、高配当ETFにシフトしていくという戦術です。

株主には株式会社側から年に何回か「配当金」という出資者に対する「これだけ利益が出ました。利益の一部を還元します」という趣旨で配られるお金があります。株の中には高配当株と言われる年3%から5%といった配当金を出してくれる会社があるのです。日本株だとJTなどが高配当株として有名ですね。

高配当株ならなんでもいいかと言えばそうではなくて、中には業績が悪くて市場で叩き売られた結果、株価に対して高利回りになっている(高利回りに見える)ような株もあったりするので注意が必要です。これについては、シフトする時期まで勉強をして目端を鍛える必要があります。少額で運用して手応えを掴むのも良いと思います。

「そんなまどろっこしいことしないで最初から高配当株を買うところから始めればいいんじゃないか?」

という意見もあると思います。目端が立つならそれももちろんありだと思いますが、高配当株はパフォーマンスでインデックスファンド投資の期待値に劣ってしまうのです。

S&P500指数は歴史的に7%前後の成長を続けてきました(ブレはあります)。単純な投資成果を比べるならこちらのほうが上なのです。しかも簡単。


というわけで、私自身は60歳くらいまでは投資信託のインデックスファンドへの積立て投資をメインに、そこから少しずつ高配当株or高配当ETFへのシフトを考えています。高配当ETFというのは高配当株を集めて作った上場投資信託です。日本株では現在適当な商品はありませんが、米国株ですとVYM(ヴァンガード米国高配当株式ETF)やSPYD(S&P500高配当株式ETF)などがあります。

まぁつみたてNISAやiDeCoなどは投信を継続していくしかないわけですが、iDeCoなどもキャッシュアウトした先を高配当株などに振り向けて行き、配当金を得ながら生活の糧を得ていくというのがイメージです。

投資信託でベースとなるお金を育て、使う時期が来たら高配当株や同ETFにシフトし配当金をもらいながら生活していく。勉強は必要とは言え、比較的取り組みやすい投資方法ではないでしょうか。ご参考になれば幸いです。

 今回の記事の前に書いた同テーマの記事はこちら。

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